ムチで叩かれるお仕置きが一番怖くて痛かった

SPONSORED LINK





ムチで叩かれるお仕置きは本当に嫌だった。

「ヒュッ」って空を切る音も、ムチが肌に当たった瞬間も、
そして何より、ムチを持った母が近づいてくる瞬間が恐ろしかった。


その痛くて恐ろしいお仕置きに、母は私や兄を加担させた。


例えば兄が何か悪いことをして、母が怒りお仕置きするときに
「マキ!ムチを持ってきなさい!」と言うのだ。


いつも部屋の隅においてあるムチ。

私はそれを取って母に渡す。

そして、あの「ヒュッ」という音と、兄の「やめて!」という涙声が聞こえてくる。


『悪い子はムチで叩かれる』というのが、私の中での常識だった。

兄をお仕置きするムチを母に持っていくときだけ、私は兄よりも
いい子だと感じれるのだ。


そして兄弟の中でただ一人“いい子”である弟は、
ムチで叩かれることも、ムチを持ってこさせられることもなかった。




小学生のころに持った小さな疑問
「何で私とお兄ちゃんはいっぱい叩かれるのに○○君(弟)は
悪いことをしても叩かれないの?」

母の答えはこうだった。


「子供は叩いても叩いてもいい子にならないっていうのが
あんたたちでよくわかった」


小学校中~高学年になると、母から叩かれることはなくなっていった。

でもそれは、叩いてもいい子にならないとわかったからではなく、
単に私たちが怒られるようなことをしなくなっていく年齢になってきた
からだと思う。


私は家族が嫌いだった。

喧嘩ばかり売ってきては、殴ったり蹴ったりしてくる兄が一番嫌いだった。


女だからという理由で、皿洗いや掃除をしてないと私を怒鳴り散らす
母が二番目に嫌いだった。


家族に無関心な父が三番目。


母にべったりくっついて溺愛されてる、マザコンな弟が四番目。


そして私が家族を嫌うように、家族の皆はダントツで私のことが
一番嫌いだっただろう。

もちろん私も、私自身なんか大っ嫌いだった。


兄としゃべっていたときに、「もしお母さんが死んだら泣くか」
という話になった。

「たぶん泣くと思う」と兄は言った。
たぶんと付ける時点で、
兄も私と同じように母のことを感じている部分があったんだろうけど、
私はその言葉に驚いた。


「私は全然悲しくないから泣かない」


SPONSORED LINK



↓↓↓応援(クリック)お願いします!↓↓↓
にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村
↓↓↓応援(クリック)お願いします!↓↓↓

離婚ランキング

SPONSORED LINK

0 Comments

Leave a comment